豪雪地帯のイメージだったのに雪は積もらず…合掌造り

今から、10年ほど前だったかと記憶しています。岐阜県の高山市と世界遺産の白川郷合掌造りの旅、1泊2日の工程でした。
季節は2月半ばで本来ならば積雪2m以上あると思っての気合の入った旅行でした。
事前に滑りにくい靴を購入し、足が冷たくならないように靴の中に入れるカイロまで準備していました。

大阪から朝早い時間の特急に乗車し昼頃に高山市へ到着しました。
高山市内は積雪はなく、その時は積雪がないことに疑問もなく「暖かくて良かったね」などといいながら、レンタサイクルを申し込み、高山ラーメンを食べに行きました。
古い町並みが残るさんまち通りや高山陣屋など自転車でぐるぐる回りながら、観光を楽しみました。

その夜は、宿泊していた宿から「白川郷ではないですが近くの合掌造りのライトアップがありますよ」と教えてもらい、
「マイクロバスを出すので参加されてはどうですか」と言われ、喜んで参加しました。
ライトアップされた合掌造りは幻想的で素晴らしかったです。その時も雪はあまり積もっておらず、何の疑問もなくきれいな風景に圧倒されていました。

翌日の朝、高山駅前から白川郷へ出るバスに乗り、いよいよ世界遺産だと興奮していました。
私が住んでいる地域は雪がほとんど降らないので、ガイドブックでみた白川郷は雪がかぶっており、それはそれは神秘的な情緒ある風景で、一種の憧れを抱いていました。
バスはグングン山を登り、空はお天気も良く澄んだ青空でわくわく感は増幅していきました。

いざ到着すると、2mの雪はなく数センチの積雪で地面は見えているというガイドブックとはかけ離れた風景でした。
住民の方は「こんなに雪が少ないのは初めてで雪かきも楽だし、私らは雪が少なくて感謝しています」とのことでした。
拍子抜けしたものの観光するには歩きやすいし寒さも緩いしで、結果的にはラッキーな1日でした。
白川郷では、現に住民の方が住んでおられ、合掌造りを維持するのが大変なことも教えていただきました。
ちょっとした高台から見下ろす合掌造りの姿は世界遺産にふさわしい、素晴らしいものでした。